幸せとか美しさとか
2011年 05月 11日
携帯電話にカメラ機能がついてから写真を撮る機会は増えたけど、その分、写真には写らない美しさがたくさんあるんだなぁと思わされる機会も増えた。データという形では保存出来るけど、質とか魂までは保存出来ねーぜ。みたいな。自身の目で、ナマで見るのにかなうものはありませんね。
ナマと言えば演劇。演劇でも絵画でも映画でも音楽でも本でも、表現された芸術作品に込められた意図やメッセージの正解を求めるのはナンセンスなことなんじゃないか。それを観て自分が感じたことが正解なんじゃないか。「わかる」「わからない」「面白い」「面白くない」の前に、その作品を自分の人生、生活、経験に結び付けたり共通点を見つけたりして、それを解釈することを楽しんだ方がいいんじゃないか。そんなじゃないかを重ねて、世の中にあるすべてのものはメッセージでありサインだ。
生活に追われているからなのかもしれない。9時17時で働いて、帰ってきたら洗濯物を取り込んだり晩ご飯の準備をしたりしながら自分より少し忙しい妻の帰りを待つ生活を思い浮かべた。逃避願望なのかもしれない。自分の幸せのかたちは何だろう。
家にいる時はずっと宇多田ヒカルのDVDばっかり流してます。words are flowing out like endless rain into a paper cup.
etk.
by jet-beetle
| 2011-05-11 00:45
| 雑記