数年前、まだmixi華やかなりし頃に見つけてその後ずっと自分の中に残る文章を久々に目にしたので無断転載す
2013年 10月 23日
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専業主夫に憧れる。
朝起きて、仕事に行く妻を送り出そう。
朝は少し苦手だけど、だいじょうぶ。頑張るから。
妻のためにトーストとミルクティーを作ってあげよう。
夜は何が食べたいか聞くのを習慣にしよう。
朝食の片づけをしたら、丹念に隅々まで掃除をしよう。
そう、掃除は毎日やろう。
おれは炊事・洗濯・掃除はきっと苦にならない。
天気がよければ、布団を干そう。
まだ子供はいない。
だから昼の時間は、運動や教養にあてよう。
たまには昼寝もいいかもしれない。
そう。そうやって、ゆっくりと。
勇敢な男にはなれなかったが、有閑な男にはなったとちょっと笑おう。
夕方になったら夕食の買い物に行こう。
なるべく安くていいものを買おう。
妻が帰ってきたら、食事をしながら仕事の愚痴を何時間でも聞いてやろう。
そう何時間でも。
「誰の金でメシ食ってんだーっ。」的なことをたまには言ってもいいよ。
だいじょうぶ、おれ基本的にそういうの嫌いじゃないから。
夜も夜でエゴを捨てたセックスをしよう。
求められるままに義務として腰を動かそう。
バカで無口で家事以外何もできないような夫になろう。
そして常に妻のいうことに従って生きよう。
自分の意志というものを捨てて生きよう。
妻にすべてを任せる代わりにすべてのエゴは捨てよう。
自分の骨をどんどん抜いていこう。
同時に相手の骨もどんどん抜こう。
そうやってグニャグニャになって生きよう。
たまに退屈だなって思っても、生きるってそういうことだと自分を納得させよう。
庭の植物の成長を楽しみに生きよう。
ロックンロールは聞かないようにしよう。熱くなっちゃうと困るから。
クラシックやボサノバを意識的に愛そう。
「ちがう、ちがう。」と思いつつも何も行動に移せない自分を愛そう。
ひとりで風呂を洗っている時なんかに、「チクショー」って叫ぶこともあるかもしれない。だけど、叫ぶだけにしておこう。
感情が振れないようにしよう。
そのために努力しよう。
だけど、どうしてもダメで、やっぱり家を出よう。
そう。食器をうっかり落としてしまったタイミングなんかに。
モノは何も持っていかない。
書置きを残していこう。
そこに、「ありがとう。ごめんなさい。」と書いていこう。
人生の中にそういう時期があってもいいかもしれない。
by jet-beetle
| 2013-10-23 00:00
| 雑記