マイ ベリー ベリー ブルー ハート
2014年 03月 07日
まず、こちらの記事をご覧下さい。
これ。
甘酸っぱいような、ほっこりした気持ちになって頂けたでしょうか。でしたら結構。始めます。
いつからだろう、善人でありたいという気持ちが強い。ここで言う善人とは、テレビドラマでも映画でも舞台でも何でもいいが、ほとんどの物語には主人公を親身になって助けてくれるキャラクターが登場する、それ。そういうキャラクターに安心する。自分も誰かにとってかくありたいと思う。逆に、何かと主人公の邪魔をしたり意地悪したりするキャラクターには「なんでそんなことするんだよ!」ってこっちが感情的になっちゃったりして。
かつて、ある大先輩が「(この世界で生きていくなら)良い人じゃダメだよ〜」と仰っていた。もちろん敢えて悪人になる必要はないと思う。だが、ある種のずるさだったり抜け目なさ、したたかさは必要だと僕も思う。
小林薫さんや松重豊さんの佇まいに憧れる。いい人の役をやるにも、ちゃんと理由あるいい人になってるというか。
今まで何度か何人かのわかってる人に「周りに合わせてるように見える」と言われたことがある。本当の僕はマイペースで他人のことなんてお構いなし、自分の好きなことやりたいことに脇目もふらず一直線なタイプなんだと思う。少なくとも昔はそうだった。それがいつしか、嫌われないようにとか和を大切にするように、みたいなつまんない価値観を持つようになってしまった。
先日、古本屋で手に入れた本にところどころ赤線が引いてある。それも、なんでこんな箇所に、と思うような、別に大事そうじゃないところにばかり。強いて言えば、事実の詳細が描かれているなど説明的な箇所に引いてある気がする。何故、この本のかつての持ち主はここに線を、どんな考えで引いたのだろう。そして本の巻末、発行日が記載された横に、購入した日と場所が黒の鉛筆で書かれている。僕はその本に栞に五百円玉を使っている。
マイ・ベリー・ベリー・ブルー・ハート。今日も高揚感をありがとう。
etk.
by jet-beetle
| 2014-03-07 23:20
| 雑記