こんばんは。男装の麗人、市原ユウイチです。
ゆーわけで、毎年恒例のアレです。
が。今年はヒット曲らしいヒット曲が特にありませんでした。新しい発見も少なかったです。だからと言ってやらないわけにはいきません(誰にも頼まれてないから尚更)。瀬川瑛子の“命くれない”が売り上げ42万枚でも1987年の年間チャート1位になったようなもので、どんなに数や質が低くなったところでやるものはやるのです。
とはいえ、決して質が低かったわけではありません。熱狂的になったものや新しい発見が少なかっただけの話です。ではどうぞ。
☆優秀楽曲賞
・悪玉/キリンジ
LINEモバイルのCMで彼らの楽曲“エイリアンズ”が印象的に使われたことによって若いファンの獲得に繋がったのじゃないのかしらん。世代ではありながら、キリンジにはほぼノータッチだった私もかの楽曲には衝撃を受けまして、早速その曲が入ったアルバムを購入して「すげぇ、大瀧詠一や山下達郎みたい…」と通ってこなかったことを反省と謝罪。
なのに受賞は“エイリアンズ”ではなく、アルバムではその手前に収録されたこの曲。兎にも角にも魅力的な歌詞。
・I Love You/BODY
今年CRAZEに注目が集まったことでこの曲にもスポットライトが当たりました。ボウイ直系のビジュアルと楽曲。現在から見るとダサさと紙一重なのかもしれないけど、いやもうめちゃめちゃカッコいい。関係バンドのCRAZE、デランジェでもセルフカバーされてて、そのどれもが魅力的なんだからこれはもう楽曲そのものの強さなんだろう。ドラマー的にも大好きな一曲。今年の最優秀候補。
・SISTER/back number
今をときめくback numberの数年前のシングル。ベスト盤を聴いたのは今年だったか去年だったか。今のバンドにはなかなか馴染めないけど彼らは好き。
・Another Day Of Sun
今年映画館で観た映画で一番良かったのが『ラ・ラ・ランド』でした。そのオープニングナンバーがこれ。聴くと泣きそうになる。
・流動体について/小沢健二
今年オザケンが本格的に表舞台に帰ってきたことは、90年代に青春を過ごした人間には非常にエポックメイキングなことだった。
そんなオザケンの久々のシングル。とにかく素晴らしい。生きることへの全肯定。ゆるぎなき今年の最優秀楽曲。
・2人セゾン/欅坂46
どっちかーつーと欅より乃木坂派なんだけど(プロ意識の高さは感じるけど、それが故に愛せない感じ)、この楽曲に関しては認めざるを得ない。
48が下火になってきて近年は46系の台頭が著しい。どのみち金は秋元康へ。これでいいのか。
・ノンフィクション/平井堅
お、なんだかんだで今年の曲がちゃんと入ってるやんけ。良いことだ。
印象的なイントロとサビのフレーズに耳を奪われる一曲。この人のポップセンスはほんとにすごい。
☆優秀アルバム賞
・該当なし
☆優秀アーティスト賞
・CRAZE
今年最も注目されたアーティスト。それで1記事書いたので気になる方はご参照を。
・Mr.Children
・スピッツ
中学生の頃から大好きで一生モノのバンド。このバンドのそれぞれデビュー25周年、結成30周年のライブを8月は観に行く機会に恵まれ、これがまたすんばらしく良かった。最高だった。こんな贅沢他にあるか?ってくらい。
etk.